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酷暑列島の闘士たちと月見草

日本列島の上には巨大な高気圧が居座って酷暑を見舞っているそうです。

こんな季節にはいつも、山岸涼子先生の名作『日出処の天子』の中のエピソードを思い出してしまいます。

作品の主人公厩戸皇子聖徳太子は超能力者です。
日照りに苦しめられる民を救おうと、一人夢殿にこもって、神に祈願しました。
超能力者である厩戸皇子の生身の身体はお堂に残っているのですが、魂のほうは身体を離れて天上に上り日が照り付けて乾ききった地上を俯瞰します。
天上には雨雲を寄せ付けない大気の塊がでんと居座っていました。
厩戸皇子は、『これはなかなか厄介だな。ちょっとやそっとでは動かん』と独り言ちたのでした。

今年のように暑い日が続くと、厩戸皇子が空から見ているかもと想像したりするのです。
でも 僕がこの作品を読んだのは30年以上も前のことです。
つい最近のことのように思い出しても、実は何十年も前のことだったというようなことが最近よくあるのですが。

鎧をつけて、頑張ってみても、この暑さにはかなわない。
列島の酷暑は地上の闘士たちをあざ笑う。

月見草が涼やかに風に揺れる。
山岸涼子先生の涼やかなイラスト、
『日出処の天使』には月見草が似合う。

彩画堂アートスクール『仕事でつかえるスケッチデッサン講座』
http://www.art-yg.co.jp/publics/index/137/
8月4日の教材は、
『酷暑列島の闘士たち』というストーリーを用意しました。

終末は『花笠踊り』です。

みなさん、暑さに負けずに頑張りましょう。

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